空き家の維持にかかる費用を考えよう

空き家の維持にかかる費用を考えよう

 

相続で受け継いだ実家。思い出もあり取り壊したり売却をするのがためらわれ、誰も住まないままなんとなく放置してしまう、という方も多いようです。ただ、誰も住んでいない空き家でも所有しているだけで様々な費用が発生します。具体的にどのような費用がかかるのか確認してみましょう。

 

■空き家の維持にかかる費用

1.税金

不動産の所有者には固定資産税および都市計画税が課せられます。一般的な税率は固定資産税が1.4%、都市計画税が0.3%です。所有する不動産の固定資産税評価額に対して上記税率をかけた税金を毎年納める必要があります。

2018年現在、住宅用地については200㎡までは1/6、それを超える部分については1/3に税金が軽減される特例措置がありますが、空き家対策特別措置法により特定空き家等にみなされるとこの特例が受けられなくなるため注意が必要です。

2.保険

保険を掛けるかどうかは所有者の任意ですが、火災や自然災害のリスクを考えると加入をしておくことが望ましいでしょう。何かおこってから「保険に入っていれば・・・」と後悔しても手遅れです。ただし、一般的な火災保険は人が住んでいる物件を対象としていることが多いため、保険加入の際は空き家も対象となっているかしっかりと確認をすることが大切です。また、空き家を対象とする火災保険は保険料が割高な傾向があります。

3.水道光熱費

完全に使わず放置するのであれば一切の契約を解約しても良いかと思いますが、家の手入れを続けるのであれば電気や水道は使えるようにしておいた方が便利でしょう。掃除のときに掃除機等の家電が使えない、トイレに行きたくなっても水も使えない状況はちょっと想像しただけでも苦痛です。

4.その他メンテナンス費用

老朽化による修繕費、雑草対策、庭木の剪定など、住んでいない家でも様々な費用が発生します。放置をすれば家の劣化を早めますし、雑草や庭木は放置をすれば近隣にも迷惑をかけることになりますので対策が必要です。自分でやるにしても業者に依頼するにしても労力とコストがかかります。

■費用シミュレーション

年間にかかる維持費用が合計でどれくらいなのかを試算してみます。

1.税金

固定資産税評価額が土地:1,000万円、家屋:300万円として

①固定資産税・・・約65,000円(土地23,000円、建物42,000円)

②都市計画税・・・約19,000円(土地10,000円、建物9,000円)

2.保険

③火災保険料・・・約30,000円

3.水道光熱費

④水道光熱費・・・約36,000円

①~④までの合計で15万円。これにその他メンテナンス費用を含めると年間20万円前後が空き家の維持管理に必要な費用の想定額になります。

■まとめ

実際にかかる費用は立地や築年数、利用状況により変動しますが、空き家の維持にはどういった費用が必要で、目安の金額がどれくらいなのかというのはお判りいただけたかと思います。

税金部分はご自身の固定資産税評価額をベースに計算、火災保険は業者に見積もりを依頼いただくとより正確な金額が出せると思いますので、空き家を所有していてそれにどれくらいのコストがかかっているのかはっきりと把握できていないという方は一度計算をしてみることをおススメします。

 

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空き家の維持にかかる費用を考えた場合、思い切って処分(売却)してしまうのも一つの方法です。空き家の解体には解体費用がかかり解体すると税金の特例措置も受けられなくなってしまいますが、買い取り業者によっては空き家付きのまま買い取ってくれるところもあります。当グループでも空き家対策の無料相談を受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。

 

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