資産運用を始める前に勉強しておきたい5つのポイントとは?

作成日:2019.12.12

資産運用5つのポイント?

日本は長い間続いたデフレの後も、未だにインフレ率は日銀の目標に比べて低い水準にとどまっていますが、この先も物価が低いままという保証は全くありません。
もしインフレ率が高くなればお金の実質的な価値は目減りしていくため、相対的に資産運用をしていたほうが有利になる傾向があります。
しかし、その一方で資産運用を始めるにはそれなりの知識を身につけ、備えることが大切です。
そこで、この記事では資産運用を始めることを前提に、勉強しておきたい5つの大切なポイントについてご紹介していきます。

ポイント1:長期投資で複利効果を狙うこと

資産運用の書籍やセミナー、ネットの情報では「長期投資の重要性」がさかんに説かれています。なぜこのような長期投資が重要であると言われるのでしょうか。
それは長期投資をすると「複利効果」のメリットが得られるからです。

例えば、1万円の投資信託を購入して、年1%の利回りで運用した場合、100円が元本とは別にリターンとして得られます。
この場合の1%は、投資初年度のみで見れば「単利」となりますが、2年目は1万円の元本に100円の利回り分が加わり、10,100円が元本として再投資されるため、利回り分の100円にも1%のリターンが加算されます。

このように、毎年元本と利回り分の合計が投資に回れば、資産は加速度的に増えていくことになります。このメリットこそがまさに「複利効果」であり、投資期間が長ければ長いほどこの効果は大きくなるのです。

ポイント2:自分のリスク許容度を知ること


資産運用を始める際には自分自身の「リスク許容度」を知ることも大切です。リスク許容度とは、金融商品などに投資する場合に「期待できるリターンに対して自分が取ることができるリスク」のことです。この場合の「取ることができるリスク」とは、リスクを取っても心理的に不安や恐怖を感じないレベルのリスクと読み替えてもいいでしょう。

資産運用は、元本が保証される預金とは異なり、自分が期待する利益に応じて、一定のリスクを取ることが常に要求されます。
しかし、投資に対して「リスクをどれだけ取れるか?」は人によって異なります。

例えば、AさんもBさんも共に年収500万円ですが、全くリスク許容度が異なるとします。この場合、投資にアグレッシブなAさんは年収の5分の1にあたる「100万円」を投資して「年間200万円のリターン」を得られる可能性があるなら、たとえ100万円の投資元本全てを失っても構わないと考えるかもしれません。

一方のBさんはかなり保守的で、そこまで大きなリスクを取ることは望んでいないかもしれません。
Bさんの場合は年間最大15,000円のリターンが得られる可能性のある投資に対して、失う可能性のある投資金額はせいぜい1万円程度までが限度であり、少額で安全性の高い投資を希望しているかもしれません。少し極端な例を出しましたが、リスク許容度のイメージが掴めたのではないでしょうか。

実は投資経験の無い人が自分のリスク許容度を知るのは少し難しい面があります。イメージとしては、ある金融商品を購入して資産運用を始めたが「日々の値動きの変化が気になって仕事も手につかない」という状態ならリスクを取りすぎている状態です。
反対に、もし資産が大きく目減りしてもある程度まで仕方がないと割り切れ、期待するリターンを得るまで資産運用を続けられるようなら、リスク許容度にあった資産運用をしていることになります。
リスク許容度がどれくらいあるのかを知る場合、証券会社のホームページなどで自分のリスク許容度をはかる簡単なテストもありますので、一度チェックしてみるといいでしょう。

尚、このリスク許容度は投資経験を積んでいくうちに変化していく場合がほとんどです。投資経験を積んでいくと、金融商品の特徴やマーケットに関する知識が深まり、自分の資産運用に対する不安も少しずつ減っていく傾向があるからです。

ポイント3:投資初心者のうちはまず少額投資から始めること


リスク許容度についてお伝えしましたが、リスク許容度を上げても、より不安を減らした状態で資産運用に臨む方法があります。その方法とは、万が一投資資金を全て失ってしまっても、生活に支障のないほどの「少額で」資産運用を始めることです。

仮に年収400万円の人が少額の2万円の投資をして、それが半分の1万円になってしまっても、普通で考えれば精神的に十分耐えられる金額であると考えられるでしょう。しかし、年収400万円の人が一攫千金を狙って年収の半分のとなる200万円の資金を投じ、半年後に投資金額が半分の100万円になってしまったとしたらどうでしょう。その人にとって取るべきリスクが大き過ぎたのは誰から見ても明らかです。

もし、この場合失った資金が1万円程度なら勉強代だったということで潔く諦めて、また新たな資産運用に切り替えることも出来るでしょう。

ポイント4:様々な金融商品の特徴を理解すること


一口に資産運用といっても、その対象となる金融商品の種類は豊富にあります。株や債券に始まり、為替(FX)、外貨預金、投資信託、ETF(上場投資信託)、REIT、金、プラチナ、商品先物、オルタナティブ投資など実に様々な商品から選べます。

さらに株式一つを例に挙げても、ハイテクや金融といった「セクター(業種)」や先進国から新興国までの「投資対象国・地域」、「資産クラス(日本国内株式・外国株式など)」まで幅があります。こういった各金融商品の特徴やメリットなどを理解し、自分の資産運用の目的やリスク許容度などにあった商品選びをしていくことが資産運用では重要です。

ポイント5:分散投資を心がけること


資産運用では1つの商品に投資資金を1点集中させるのではなく、「分散投資」を心がけることを是非覚えておきましょう。セミナーでもお伝えしていますが、投資の世界には、「卵は一つの籠(かご)に盛るな」という有名な格言があります。

この場合、1つの「卵」を株式などの「金融資産」と置き換えると、1つの卵(金融資産)に全ての投資資金を投じることは、その卵が落ちて割れた時に全財産を失うことにもなりかねません。複数の卵(金融資産)に投資資金を分散させることでリスク分散効果を狙い、1つが割れても他の卵が育って、「ヒナになること(利益を生むこと)」が資産運用における大切なセオリーとなります。

まとめ~資産運用で大切なことをじっくり勉強してから始めよう!~

今回は資産運用を本格的に始める前に是非勉強しておきたいポイントについてお伝えしてきました。ここで取り上げたポイントは資産運用の基本中の基本ともいえる重要なポイントですので、しっかり押さえていただいてから資産運用を始めると良いでしょう。

また、資産運用では勉強も大切ですが、実際に経験しないと分からないこともたくさんあります。必要以上にリスクを恐れるのではなく、勉強したことを活かして実際に資産運用を始めてみることも更なる知識と経験を養う上でとても大切です。そのためにも余裕資金による少額での投資から始めることをオススメします。

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